十二国記との出会い
『十二国記』の存在を知ったのは3年前くらいです。
その頃、『金華国春秋』というシリーズの本に夢中になっていて、
ファンタジー小説がもっと読みたい!と思って検索すると、おすすめで必ず出てくるのが『十二国記』でした。
ただ、既に文庫本15巻もあるし、どの順番で読むのか分からないし、主人公が巻によって違ったりとか、ホラー的な要素があるとか、
12も国が出てきたりとか、なんかややこしそうだなあと感じて、足を踏み入れる気持ちになりませんでした。
再び、『十二国記』の名前を意識したのは、息子が『魔性の子』を借りてきて読んでいた時です。
息子は小野不由美さんの『ゴーストハント』シリーズが好きで、小野不由美さんの他の作品も読んでみようと思って借りてきたみたいでした。
私は息子がついに『十二国記』に足を踏み入れたかと思ったんですが、
なぜか『魔性の子』だけ読んで、そこから進まない息子・・・。
その後、息子が今度は『白銀の墟 玄の月』を借りてきたんですが、「意味が分からん」との感想。
それもそのはず、読む順番が違っていました。
『白銀の墟 玄の月』は一番新しいエピソードですから!
それから、『十二国記』の読む順番を調べて、何となく順番が分かった私と息子。
『魔性の子』はエピソード0らしく、最初に読む人もいれば、途中のタイミングで読む人もいることも判明しました。
息子のために『月の影 影の海』を購入して、彼は無事に『十二国記』の世界に入っていったのでした。
息子が順調に読み進める中、私はまだあまり興味がなかったんですが、
たまたま手元に読む本がなくなってしまったときに、何か面白い本はないかなあとリビングの本棚を眺めていて
『十二国記』が目に留まったのでした。
私の読んだ順番
- 『月の影 影の海』(上)(下)
- 『風の海 迷宮の岸』
- 『東の海神 西の滄海』
- 『風の万里 黎明の空』(上)(下)
- 『丕緒の鳥』
- 『図南の翼』
- 『華胥の幽夢』
- 『黄昏の岸 暁の天』
- 『魔性の子』
- 『白銀の墟 玄の月』(一)(二)(三)(四)
『魔性の子』をどこで読むか迷いました。
息子のように最初に読んだ方がいいのか、『風の海 迷宮の岸』の前に読んだ方がいいのか、
『黄昏の岸 暁の天』の前に読んだ方がいいのか、
結局、ギリギリで『白銀の墟 玄の月』の前に読みました。
本当は『黄昏の岸 暁の天』の前に読むのが良かったのかもしれないけれど、
『魔性の子』がなんか怖そうだったので、先延ばしになってしまいました。
でも、この順番でも問題なかったです。
『白銀の墟 玄の月』の前までには読んだ方がいいと思いました。
全シリーズを読み終えた感想
素晴らしかったです!
あんなに興味がなくて放置していたのに、こんなに夢中になってしまうなんて驚きです。
本当に読んでよかった。
『月の影 影の海』を読み始めたときは、正直あまりドキドキ、ワクワクしなくて
むしろ嫌な気持ちになるというか、主人公の陽子のことも好きになれず、
こんな感じで15巻とか辛いわ~と思っていました。
でも、楽俊が登場したあたりから希望がでてきて、延王の登場から面白くなってきたぞと興奮。
『風の海 迷宮の岸』はまだ幼い泰麒の物語です。
泰麒はこの後の物語で、主要人物となるのですが、
このときはまだ、この先に待ち受ける泰麒の運命を想像できませんでした。
『東の海神 西の滄海』は私のお気に入りの延王と延麒の物語なので、すいすい読めました。
延王は飄々としているけれど、豪快で、強くて、温かくて、登場した時から好きでしたが、
この巻で、ますます延王が好きになりました。
『風の万里 黎明の空』は再び、陽子が主人公の物語です。
陽子、祥瓊、鈴の女子3人が強くて、逞しい。彼女たちの成長の物語です。
陽子の物語はこの巻でいったん終わるのかなと思って少し寂しくなりました。
短編集の『丕緒の鳥』は、民が主人公の物語です。
私の好きなあの人が最後に登場したり、
あっ、そうだったんだと思う仕掛けがあります。
『図南の翼』は冒険の物語といった感じで、お気に入りです。
『風の万里 黎明の空』でちらっと出てきた珠唱。
意地悪な女王かと思っていたけれど、この巻で珠唱のことが好きになりました!
そして脇役ですが、利広も私のお気に入りです。
『華胥の幽夢』も短編集です。
私のお気に入りの2人が出てきて、実は知り合いだったり、陽子と楽俊の話があったり、楽しかったです。
『黄昏の岸 暁の天』からは物語にどっぷり浸かる感じでした。
私はこの後に『魔性の子』を読んで、『白銀の墟 玄の月』へと進むのですが
『黄昏の岸 暁の天』から『白銀の墟 玄の月』の登場までは18年もあったんですね。
たくさんの人が『白銀の墟 玄の月』を待ち望んでいたことでしょう。
こうやって全シリーズを読むことができた私は本当に幸せです。
最後の方は、早く先が読みたいけれど、読み終わってしまうのが寂しくて
終わらないで~と思いながら読んでいました。
いつのまにか私は息子を追い越して、息子よりも先に全シリーズを読み終えてしまいました。
息子が読み終わった後は、2人でこの最高に面白い『十二国記』について、あれこれ語り合いました。
これがまた、読書の楽しみでもあります。
『十二国記』に出会えて本当に良かったです。