4人の直木賞作家とYOASOBIのコラボレーション本です。
YOASOBIの音楽が好きでよく聴きます。ikuraちゃんの声、いいですよね。
YOASOBIは小説を音楽にするユニットですが、今まで原作の小説を読んだことはありませんでした。
今回、はじめて原作本を読んでみました。
島本理生「私だけの所有者」 はじめて人を好きになったときに読む物語
この物語を原作とした楽曲は「ミスター」です。
「ミスター」を聴いたときは、まだ原作の物語を読んでいませんでした。
自分なりの物語を想像していましたが、
まさか主人公がアンドロイドだったなんて、小説を読んで驚きました。
小説を読んでから、楽曲を聴くと、小説の場面が頭に浮かんできて、より楽曲の世界に入り込めます。
はじめて誰かを好きになったとき、きっとこんな風にとまどったんだろうなあ。
辻村深月「ユーレイ」はじめて家出したときに読む物語
私が家出をしたのは高校生のときです。
両親に黙って家を出たわけではなかったし、行き先も祖母の家だったので、厳密には家出ではないかもしれませんが。
学校の帰りに家に帰らず、そのまま列車に乗って、降りた駅からバスに乗り、
田舎の祖母の家まで1人で行き、1泊して家に戻ってきました。
祖母のモンペを借りて、祖母とたくさん話をしました。
逃げ出したいことがあって、家に帰りたくなくて、祖母のところに家出したけれど、
祖母とたくさん話すうちに、また頑張ろうと前向きになって、家に帰りました。
この物語を読んで、私のはじめての家出を思い出しました。
辻村深月さんの物語、好きだなあ。
まだ、YOASOBIの楽曲は発表されていないので、どんな楽曲になるのか楽しみです。
宮部みゆき「色違いのトランプ」はじめて容疑者になったときに読む物語
宮部みゆきさんの小説を読むのは久しぶりです。
並行世界が本当にあったら、あっちの世界の私はどんな人で、どんな生活をしているのか気になります。
あっちの私がもし危険人物だったら、こっちの私や家族にも何かしら影響がありそうです。
容疑者になんて、一生なりたくないですが、
この物語のようにある日突然、自分や家族が容疑者になってしまったら、私はどうするだろう。
信じて待つしかないような気がします。
この物語が原作の楽曲もまだ発表されていないので、どんな風になるのか楽しみです。
森絵都「ヒカリノタネ」はじめて告白したときに読む物語
告白、ドキドキしますよね。
私は誰かに告白する予定は今のところないのですが、
学生時代の告白エピソードを思い出して、ワクワクしました。
好きな人に告白せずにはいられない主人公、
邪魔が入っても、タフな精神で突き進む姿が逞しくて好きです。
この物語の楽曲もまだ未発表ですが、きっと前向きになれる楽曲になると期待しています。
まとめ
ikuraちゃんが「はじめて読む物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。」と言っていましたが、本当にそのとおりです。
それぞれの物語を読んで、自分の体験がふわっとよみがえってきて
懐かしかったり、照れ臭かったり、心が温かくなったり、いろいろな感情が出てきました。
4つの物語はどれも面白かったので、まだ発表されていない楽曲がどんな感じになるのか、とても楽しみです。
楽曲を聴いた後に、きっと小説をまた読みたくなるはずです。